学校からのニュースメールを見てると時々興味深いことを発見する。
この前は、うちの大学に在籍していた生徒の訃報と葬儀の日時を載せたニュースメールが届いてた。死因については、詳しく述べてはいなかったものの、「her tragic death(悲劇的な死)」という単語が目に入ったため、何事かと思いさっそくググッて見た。すると、その子はパーティーガールで、死因はクラブにてのドラッグのオーバードーズだったらしい。写真も出回ってたけど、結構可愛い子だった。
そして後日もうひとり、男の子の訃報も別のニュースメールに記されていた。死因はなんと「殺人」だった。一方でうちの彼氏の通っていたN○U(私立)は生徒の「自殺」に関連するニュースが結構多く見られることでも有名。(ただ、事実として、生徒の自殺率が本当に際立って高いのかは不明。単にメディアがこぞって取り上げたがるだけって場合もありそうだし)
自殺って裕福な特権階級に多いみたいなイメージがあるけど、それいったら、オーバードーズや殺人ってゲトーの代名詞、みたいな…。両者ともそれぞれの学校のイメージとちゃんとかみ合ってるが。なんかね…微妙にやな感じ。考えさせられちゃったよ。
ちゃんと調べてみたら、実情は案外そんなにシンプルなもんでもないとは思うが。いやな感じの偶然が続いたってだけでしょうか。(実際、オーバードーズで死んだ子のケースでは、彼女の友達のN○Uの学生も同じ薬を大量摂取して亡くなってる)死因と階級って深い繋がりがあるっての、アカデミアでは通説だしね。結局はすぐ物事をそういう風に眺めちゃう自分が一番嫌だったりして。階級とか、力関係だとか、すぐそういうOvergeneralizedされたIdeal Typeを持ち出してマルキシズム見え見えでとほほって感じ。
たまにさ、自分の物事の考え方は社会学って枠に限定されてるだけ、すごく狭いなって思うよ。世界をゆがんだ目で眺めてるような気も時々する。勿論、社会学の様々な根本的見地に同意してるからこそ、専攻してるんだけどさ。時々自分の選択をふと疑問に思うんだ。知らなかったほうが良かったものの見方とかもあるわけで。でも、結局この世界から離れられないんだろうけど。